日本では大晦日に食べるものといえば年越し蕎麦ですが、
スペインでは日付が変わる12時に鐘の音に合わせてぶどうを１２個食べる風習があります。

1粒のぶどうが新年の1月を表すため、12ヶ月分12個を食べるのだそうです。

この習わしの始まりは、1900年代始めにあるぶどう農家が、
大豊作で余ってしまったぶどうを「幸運のぶどう」と称して
皆にふるまったことから始まったといわれています。

12粒全てを食べ切ると幸運が訪れたり、願いごとが叶うとも言われており、
人々は願い事を祈りながらぶどうを食べるのだそうです。

鐘が鳴り終わると、各地で花火が上がり、
人々はスペイン産のワインで「新年おめでとう」と乾杯をするそうです。